ドクター陸のコト―の夢の診療所のリノベーションは、ゆっくりゆっくりとしか進んでいません。主にやっているのはコト―の親戚のアラロクの小母(おば)ちゃん一人のうえに、見つかるのは手抜き工事ばかりですからwwwww 。 「ここをやったろくでもない大工ぅ~~~」と、いつも怒り心頭です。



 例えば下の写真は袖付きの間口一間程の数寄屋門ですが・・・・

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 数寄屋門は小母ちゃんの趣味ではないとのことで、もう要らないとこれを壊してみると・・・・柱の地際の様子が・・・・羽子板と少しのコンクリートで留められているだけでした。ここは沢山の灌木で囲まれていたので壊すまで様子がわからなかったのです。


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 小母ちゃん曰く「たったこれだけのコンクリよ、信じられん!・・・・・道理で随分前からこの門は少し傾いとったわけじゃ!おいちゃん(ドクター陸のコト―のこと)が天国から私がこうやって家の手抜きをどんどん見つけとんのを見て、今どんな思いやろかねぇ~。 ねえさん(コト―の妻)がこの門を毎週のようにお茶の友達連れて潜った光景が今も目に浮かぶけど・・・ほんと、この家はこんな手抜きばっかり・・・まあ、二人ともお人好しやったけん近づいて来る人間は多かったわイね~」、腰にノコとインパクトドリルをぶら提げたアラロクの小母ちゃんは、そう言いながらも諦めから苦笑していました。


「ははっwwww・・・・」私も苦笑いです。



 家の方に私が目をやると外した雨戸がありました。これはドクターが病院で亡くなる少し前に新しくしたそうで、まだまだ綺麗です。でもよく見ると戸車の取り付けが変でした。ちゃんと真鍮のレールの上を走りません。経年でレールの天端も微妙な不陸となっていますので、中庸なり(ちゅうよう)の調子をとるのがこの建具屋の職人の腕では困難だったのでしょう。代金は先払いだったそうですが、亡くなって無人になれば手抜きはバレないと思っていたのでしょうね。案の定ドクターはもうこの家に戻ることはありませんでした。

 お上によって鉄条網と人感センサーに囲まれた陸の孤島のこの家は今は無人ですが、雨戸には白いヤモリの卵がふたつ・・・・ドクター夫婦はもういませんが新しい家守(やもり)が育っています。
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