アマゾンにしても価格コムにしても、たった100円の商品でも徹底的に評価されるのに、何万円も何百万もする高価な高価なエクステリア資材(建築資材)も、当然評価が必要だよね!



 弊社の工事と同時進行現場で、タカショーのライトを電気屋さんが設置していた。

 お客様がデザインを気に入られたとのことで当方が代理で購入させて頂いた。


 私は電気屋さんから「タカショーのライトって使ったことが無いんやけど、井出さんどんなんや?」と、問われたので



 「まあ、賭けですな…タカショーのライトは・・・・」

 と、答えた。



 しかし・・・昔は酷かった。

 特にLED製品が出始めの頃は不具合が多すぎて、どうにもならない程。もちろん交換などしてくれないw。基本的に当時のLEDの品質では密閉型外部使用はほぼ無理・・・けれども商品化されていたけどね・・・。 最近は改善されてきたようだが、それでも心配なことには違いない。

 
 まあ、ここではそんな悪夢のようなタカショーの昔のLEDの話は置いといて、今の話に戻ります。




 で…その現在の設置作業が始まった途端。電気屋さんが・・・・・

 「なんやこれ・・・・木ネジ・・あっ、これ木ネジ???・・・え・・サイズは4(直径4mm)か? 小さすぎるわ」



  では写真は下のこれ( ^ω^)・・・ご覧あれ。DSCN0130



  商品名 シンプルLEDスタンドライト 和5型


  なんとシェードはペコペコです。薄いです。すぐ破れそうです。カタログには和紙をアクリルでコーティングしていますと書いていますが、これ、間違いじゃないですか!塩化ビニール若しくはポリエステルじゃないのですか?なぜならアクリルを使う場合ですとアクリル板を使うでしょうから触った感じが全く違うように思うのだけれど。まあ、このあたりの真相を知っている方がいたらぜひお教え下さい。

※ と、書いたら、知り合いから早速メールがありました。

「アクリルの場合、板だけでなくコーティングかもしれませんよ。そういう技術も既にありますから」だそうです。本当ならタカショーさんすんません。私の勉強不足です。でもたとえアクリルでも、これはペコペコで簡単に破れそうなんで、材料がどうだこうだと言うより、結局何よりの問題は「強度」。そこなんですけどね。


 で、触った感じの私の野生の勘・・・・これ・・・・たぶん数年で問題になるでしょう。傷がついて破れるか、白濁するか、紫外線でボロボロに脆化するか。これは屋外用として販売されていますが、基本的には屋外には向かないと思います。



 でも・・・カタログの説明文には・・・

 門柱灯としてご使用ください(直接地上部への設置は避けてください)

 とあるわけで。


 



 話をネジの話に戻します・・・・

 門柱用ですよねコレ・・・

 今時分、門柱は金属やコンクリート製(ブロック等の二次製品も含む)がほとんどなのに。


 なんで・・・・「座付き木ネジ」が付属してんの?

 まっ、でも、木製の門柱もデッキもあるから、強ち木ネジでもダメとは言えんが・・・・。


 で、以下はその説明です。


 下の写真は本体の一番下のスチール製のベースプレートと件の本体に付属の「4mm座つき木ネジ」を仮に装着した写真です(コンクリビス(ネジ)に似ていますが木ネジです)
 DSCN0127

 DSCN0128
DSCN0125


 ベースプレートの通称「バカ穴」に比較して、付属の木ネジの直径が小さすぎるのがわかります。これでは「あそび」が大きすぎて使い物になりません。4mmのネジならうまく穴の中心にネジがきても、座金の「かかり」があまりにも無さすぎます。僅かでもネジの中心がズレれば片方のかかりはさらに厳しいのが写真からもおわかりになると思います。本来4mmネジだと〄JIS B 1001:1985に準拠して 一級の4.3mmから精々二級の4.5mm程度のバカ穴にするべきです。こんなユルユルバカ穴だと四級鋳抜き用の5.5mmの規格にさえ遠く及びません。加えてこれ、長円ですから・・・・。

 これはひどい、本当にひどい・・・・仮にこのネジを使って木製の門柱やデッキに取り付けたら・・・・デッキの上で歩く人の脚がちょいと当たっただけでも、シェードに穴が開き、ライトが動いてズレる。

 実際のところこの場合ですと二段階上の6mmのネジ(ボルト)・・より良くは余り一般的ではないが7mmが必要です・・・(8mmは入りません)。

 そのうえにステンレスとスチールの混合構造のこのベース・・・・・ちゃんと処理してんのかいな(処理しているのならちゃんと説明書に書くはずだが、書いていない)


 どうしてこういうことがおこるのだろう。いったいどんなチェックの過程を経てこれが商品化されるのだろう。

 ネジ(ボルト)径とバカ穴のサイズは、基本的にはJISに準拠して決定されるべき事項なのに、知らないのか?

 基本中の基本を知らず、危険かつデタラメな商品が売られている。

 ただ、これを見ればJIS云々より小学生でもこれはダメだとわかる子だってたくさんいるだろうに・・・・。大人はなぜかわからない。

 タカショーはこういう施工者並びにお客様をバカにしたような欠陥商品ばかりを売っているようじゃだめだ。
 

 ※ 別にタカショーだけがダメなのでなく、リクシルも三協も四国化成も大手のエクステリア資材メーカーはロクでもない不良品が溢れていて、施工者やお客様に迷惑ばかりかけています。どこも目くそ鼻くそであります。このブログでは気が向いたらそういうボロ資材のことを書きます。尚、書く書くといって書かない「リクシルのカーポートSC」の、今更どうしようもない、ありえない程の構造上の問題点は、今年のうちにはたぶん気が向くと思われるのでたぶん書きます。




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