建築基準法違反の手抜き工事だらけのエクステリア、造園業界。 愛媛は今治の蒼園(しょうえん)

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手抜き工事の話

大原則・・ブロック塀は土に接して設けてはならない!

  庭造りのご依頼を受け伺う。

 新築だったが、GL(地面のたかさ)は今よりずっと上がってくるようだ。
 どこまでかというと下の写真の通り。

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 ブロック塀にピンクのテープでGLと書かれている。

 しかしこの塀はお隣の塀。お隣の地面の高さはお客様の今の地面とおなじ・・・・

 そこにこのテープの高さまで土がど^~^んと盛られてしまうと、ブロック塀は強い力でお隣に向かって押されるわけで・・・・・・。

 それに、なんと・・・土がブロックにかかることについてお隣の了承も得ていません。

 とんでもないことです。

 困りました。

(大臣認定等特殊なものを除いて)ブロック塀は土に接して設けてはならない(ブロックは強度的に土留にはならない)という大原則があるんです。

 土に接していいのはあくまでもコンクリートでできた基礎部分のみなんです。

 ブロックの一段目の半分ぐらいが土に埋まっている、そう・・ブロックそのものが基礎の一部になっている現場もこの国ではものすごく多いですがそれ全部ダメです。

 さらに土を盛ろうにも実際この塀はすでにクラック(ひび割れ)が入っていますし、土の水分が塀を通じてお隣に染み出し汚れがはっきり分かりますしね。


 お客様にそうお話ししたら、「こりゃえらいこっちゃ・・・常識的に考えたら全くその通りですな。住宅メーカーはなんでこんなことをするんやろ??????。けどこちら側に新たに土留を造るとなると、長さも結構あるし費用も結構な金額になるでしょ?井出さんにも住宅メーカーの担当と会ってもらって説明してもらわんといかんですね。手間かけますけど・・・。こんなことになって・・・皆が嫌な思いをせないかんですね。」と。


 ほんと・・・・・こういう物件はけっこうあるんです。


 繰り返し書きますが「大臣認定等特殊なものを除いて(そんなのは愛媛ではゼロに近い)ブロックは土に接することはできません」


 今日はこのへんで・・・


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最高気温4.2℃・・でも風が吹くと地面が凍る恐れがあるのでコンクリ作業中止。

 先週から頃からテレビもネットニュースも「21日木曜から金曜にかけて今年最大の寒気団がやってくるとの予報」が喧しかった。

 実はその天気予報によるところの明日の「魔の22日金曜」にコンクリートを打設する予定ではあったが、昨日のうちに週明けまで延期することにした。


 只今21日午後11時過ぎ、明日の今治市のピンポイント天気予報によると・・・・・・・

 12月22日 
 日中は概ね晴れ
 気温 午前8時1.5℃ 午後1時4.2℃(最高気温)午後7時1.7℃ 昼を挟んだ数時間は風速6から8m

 このレベルの天気だと経験則から局所(地面の水たまり、日陰など)等において水分が凍結する恐れあり。


 まあ、最高気温4.2℃はきつい・・・・


 でも、愛媛県の平地では弊社と違って明日もコンクリートを打設する業者が多いことだろう。

 けれども、明日の天気予報から判断する限り、明日のコンクリート打設は品質低下の恐れが大きい。

 しかしながら明日コンクリートを打設する愛媛の業者の大半は「そんなこと、知ったこっちゃねえ」と保温養生もしないだろう。

 もちろん愛媛より遥かに寒い地域の連中も養生無しで打設するのが多いだろう。 

 デタラメがまかり通る日本のエクステリア、造園業界。

 話は変わるが、ダイハツの不正が露見して、とうとう自動車の製造が中止に追い込まれた。何十年も何故露見しなかったのか。

 そりゃあエクステリア業界だって、ダイハツ以上の不正が蔓延っているけど未だ露見していないんだもん。youtubeなんて違法施工の紹介オンパレードだもん・・・・wwwww

 そういうことで堂々とyoutubeやHPで不正が実は露見してるけど、誰も指摘しないから摘発もされないエクステリア業者がノサバッテいるのがこの国なんだから、ダイハツは一応隠していたけど見つかっちゃったということで、御幣を恐れずに言えば運が悪かったというか、何というか・・・・。

 まあ、遅かれ早かれこのエクステリア業界も、手抜きが「バレる」日が来るだろう。

 さてさて・・・弊社においてはダイハツ車はミラとハイゼットトラックとバンを社用車で使ったけど、まあ可もなく不可もなくってところで特に感想も無し。

 

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さて・・・この基礎が根入れ50㎝の場合、6段のブロック塀は積めますか?

国内を代表する大手住宅メーカーの分譲団地で・・・・

弊社のお客様はここに家を建築中です。

で、下の写真は住宅メーカーさんの協力業者さんが、お隣さんとの境界を造っている工事の写真です。


DSC02246


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さて・・・・

ではこれが完成した後、この上に6段のブロック塀(約120㎝)を造ると仮定します。

(※繰り返し書きますが、これは仮定の話ですのでお間違えなきよう)

地面より上に約20㎝ほど基礎が出ていますから、合計で高さが140㎝を越えるのです。


で…地面の下はというと・・・・巻き尺を当ててますが約30㎝ほど・・・
つまりコンクリートの基礎の根入れが約30㎝ということです。
DSC02245




実はこれでは法令で決められた深さに足りませんので、地上部の総丈140㎝もの高さのブロック塀をつくることはできません。

違法です。

積むことは違法です。



さて・・・

この型枠については最後に手前側に枠を造作してしまえば、後はコンクリートを流し込むだけです(黒っぽく見えるのは中の鉄筋ですが、この造作(配置)も完了しています)


で・・・ここで読者の皆様に質問です。


私は基礎が約30㎝しか根入れ(地面の下の深さ)が無いので違法だと書きました。ではこれが40㎝とか50㎝とか、さらにはより手間をかけた根入れが50㎝のL型の基礎であった場合は、この基礎の上に6段(約120㎝)のブロックを法令上積むことが可能かどうか。


どうでしょうか・・・・読者の皆様・・・


では珍しく答えを先に書きます。


答え・・・法令上積めません。違法です。


答えを先に書きましたので、その理由はご自分でお考え下さるか、或いは専門家にお尋ねくださいませ。

基準法施行令を読めばわかる、難易度は全く高くない、そう・・・施行令を読めて意味が理解できるなら、小学生でも違法の理由を述べられるほど極めて平易な質問です(施行令を読まなければ素人の方は大人でも小学生でも答えはまずわかりません)。

 で、面倒くさくて施行令を読まない読者のあなた・・・・その場合は(繰り返し書きますが)その道の専門家に尋ねてください。もしその道の専門家に尋ねても理由が答えられなければ、その人はもしかしたら専門家モドキかもしれません。

これが手抜き業者を見極めるひとつの鍵になりますw



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行政の怠慢・・・・お客様の土地の境界がわからない!

 土地と土地の境界がわかり難いことは約40年前の高校生の頃に国調(国土調査)のアルバイトをしていた頃には既に実感としてあった。

 当時でさえ境界を確定するのに地権者本人が既に亡くなっていて、子供がいても遠方で帰って来れないということは、毎日の調査現場において当たり前のようにあった。まあ、委任状をもつ地区の総代さんはじめ役場の職員も本当の境界がわからないなんていうところは「かなり強引な理屈でもって」どんどん境界を確定させていったものだ。私がいつもペアを組んでいた役場職員の方は数日おきに二人交代で来られる若手四人。皆が皆「もう今やらんと後でどうにもならんなる」という強い意気込みであった。「東京の息子が後で文句言うても知るか、総代さんここが境でえかろ!」ってなもんでね。その他地形や植栽(例えば左は杉、右は檜が植えられている)からはっきりとわかるところは高校生の私が確定させていったけどwwwww。そんなふうにして今治市合併前の越智郡内10町5村の自治体は原則全ての土地の境界を100%確定させた。40年経って今更子孫が「国調のときの境界は違っている」なんていってみたところで、裁判以外の方法で確定した境界をひっくり返すのはほぼ不可能だ。

※因みに当時の四人の若手役場職員の方々は、今治市と合併後そのまま今治市職員となり、現在全員定年退職(おひとり鬼籍)

 翻ってそれらの町村を吸収した旧の今治市。こちらは未だに手付かずの境界ばかり。どこからどこまでが誰の土地だか誰も知らないなんてところばかり。先日も私の生まれ育った旧の朝倉村に隣接する今治市のとある地区で道路の新設の話があったのだが、こちらのはほんの短い区間の道路に関らず近傍に二十人余りの地権者が・・・・生きてる人もなんと既に死んでる人もいる・・・なんたって地図の名前に〇〇右衛門なんてのもあるぐらいだしwwwwwwwww。そのうえ今生きている人も境界など誰も知らない。七十ウン歳の地区総代さん曰く「もう誰もわからんけん役所が勝手に作ってワシらに見せてくれたらハイハイと言うしかないwww」旧今治市、なんてお粗末。50m先の旧朝倉村の山畑は全部境界がわかるんだよ。



 さて、今日の本題。


 先日新しく土地を購入されたお客様のところを測量したのだが、境界票(識)が無い。あるはずのところに無い。やっと一箇所だけ鋲(スタッド)を見つけたが・・・・ここから1350mm離れたとこにあるはすの、とても大事な三方(三つの土地の境界)に無い。やれやれ。

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 旧今治市だけでなく、松山市もこんなところが多い。自分の記憶が確かなら松山は昭和30年代から国調は始めたはず。それがいまだに進捗率は確か4割を切っている。60年前からはじまってこれだからね。旧今治市も松山市も何をやっていたのだろう。大事な大事な人の土地の境界の確定を60年以上ほったらかし。自分の土地がどこにあるのか知らない人。買った土地の(きちんとした)境界を知らない人。そんな人が日本中にたくさんいる。行政の大いなる怠慢ここに至れり。

 右衛門左衛門土座衛門・・・幽霊地権者が列をなす。事此処に至りて何ら為す術なし。


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宗教法人の建物の、雨漏りする階段を補修する!

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  と、ある宗教法人の階段の第一期の補修の様子です。弊社は宗教法人(仏教やキリスト教、その他)や学校法人のお客様が複数いらっしゃいます・・・・ただ、私や親族がそこの信者とか卒業生とかいうわけではなく、皆様ただのお客様です。


 こちらの建物は数十年前にスーパーゼネコンのうちの一社が施工されたのですが、階段の雨漏りがひどく、また躯体の配筋が規定の被り厚さを満たしていないため(つまり手抜き工事です)あちこち発錆しクラック発現となってしまいました。10年程前にエポキシ注入工法にて補修したのですが、当然そんなことでは埒があきませんでした。あんな流動性に乏しいものを使って、クラックの閉塞が完全に出来るわけがないんです。数年前に愛媛県所有の5階建てビル5棟で一年以上に及ぶかなり大規模な「醜いエポキシの補修もどき工事」をみたことがあります。施工も愛媛県の管理も極めて酷いものでした。被り厚の不足(たったの5mmから10mm程度)から既にほぼ崩壊した鉄筋に対し施工しているんですから・・・・。

 で、こちらの法人もエポキシ補修が全くといいほど効果が確認できなかったため、少しでも進行をくい止めるべく、弊社にご依頼がありました。階段のタイルはあちこちが浮いていましたので、取敢えずハツリましたら、なんとタイルの下からタイルの階段が現れました。数十年の間に「Tile On Tile工法」でいいかげんな補修していたようです。で、そこからも水が染み込んでいました。また勾配がなんと逆になっていましたw。Tile On Tileなんて改善の為の工法といえるものではないと私は思います。あんなものは傷口の上に灰を置いてさらにその上に塩を載せたようなもの(良い例えが思いつきません・・・すみません)で何の解決にもなりません。Tile On Tileといいエポキシといい、やったつもりのボッタクリになりかねない工法がこの国は多すぎます。

 さて、写真の説明が遅くなりました。上の写真はタイルをハツリ取った後に、後に接着するモルタル(コンクリート)が層間剥離をおこさないように特殊な処理をしたあとのものです。処理そのものは私がやりました。下地のコンクリートの色が濃くかつ色ムラがあるのが確認できると思います。いつもこのブログで書いているように、この下地に在来工法でタイルをまた張ったとて、必ず層間剥離をおこします。現在もまだ造膜またオープンタイムの制約が多いハ●●レなどを使う業者も多いですが、業界関係者にはご存知の方もいるかとは思いますが、余り表沙汰にはなりませんが国内で数多の事故をおこし続けています。

 今回の処理方法ではオープンタイム始期はシンナーが揮発の確認ができればよいので、極めて早いです。また終期については30日後でも問題ないというコンクリートの常識を覆す極めて画期的なものです。もちろんこれはそのまま家基礎にも使えますから、日本中あちこちで失敗ばかりしている特に夏場のレベラー施工で失敗が無くなるでしょうw。ただ一般にまだ販売開始していないのが問題ですがw。

 兎にも角にもこういうものを造られた塗料メーカー様の努力に脱帽です。今回の事案に関しては私たちの力などたかが知れたものです。

 さて・・・・今回の雨漏りは本来はこの巨大な建物の屋根の点検から始めなければならないのですが、諸般の事情から信者の方が必ず通る階段の補修のみをすることになりました。もともとが手抜き工事ですから宗教法人側としてはゼネコンに今回もなんとかしてもらいたいのですが、これまた諸般の事情により難しいとのこと。忸怩たる思いでありましょう。

 今回の工事は層間剥離の無い補修をすることで防水に繋げ錆の進行を幾分でも遅らせるというものですが、所詮これも対症工法に過ぎません。根本的には建替えしかないのですが、なかなかそう言う訳にもまいりませんから。


 繰り返しますが、今回の工事は塗料メーカー様の多大なるバックアップあってのものです。弊社単独ではとても、とても、出来ません。

 
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よくある、大手住宅メーカーの会所マスの手抜き工事 ここ駐車場のコンクリ打つんですがこれでは無理ですね!


 ある大手の住宅メーカーで建てられたお客様のところに伺ったら・・・・


 大手中小零細まで・・・つまり日本中津々浦々殆どの住宅メーカーがやっている・・・そう、毎度毎度恒例の超手抜き会所マス工事を発見・・・・


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 この場所はコンクリートを打って駐車場にすることを当然住宅メーカーは知っているのだけど・・・


 
 私はお客様に「このままでは、コンクリートが打てません。マスの改修が必要です」と、その理由を詳しく説明したところ、お客様は「成程、確かにそうですね。家の中にいる住宅メーカーの担当者を呼んで、ここをやり直してもらうよう頼んでみてもいいですか?」と仰られました。私は「仰ってみるのは結構ですが、まず間違いなく、担当者の方はーこれで問題ないー‘とかー別に料金が要りますよーとか言われると思いますよ」と申し上げたところ、お客様は「え~?これわからんのですかね? コンクリが打てん責任は住宅メーカーにあるのに~!!!!!!」と仰いました。確かにお客様の仰ることに理があるのですが、なかなか住宅メーカーは一筋縄では参りませんから・・・


 で、お客様が家の中にいらっしゃる住宅メーカーの担当者にこちらに来られるようお声をかけられました。


 お客様 「ここ、駐車場になるんで、コンクリ打ちますけど・・・」

 担当者 「ええ、何か問題でも・・・」

 お客様 「いや、会所マスがこういう状態では打てんでしょ」と私がレクチャーしたことをお客様が自らご説明。

 担当者 「ああ~、その・・・でも直すのにまたお金かかりますよ。見積を作らないと・・」

 お客様と私・・・・・・・顔を見合わせ心の中で「やっぱりw」

 お客様 「わかりました。とりあえず見積を出してください」

 担当者 「わかりました」の一言の後、家の中へ

 私   「取敢えず、弊社も見積を出しましょうか?」

 お客様 「(憤懣遣る方無い表情で)ええ・・・、とりあえず、お願いします」



 まあ、いつものことです。

 今回のような手抜き工事でも、住宅メーカーは自分たちの失敗の責任を取ることはとても少ないです・・・と申しますか創業以来22年、今般のマスの不具合に関しての改修(やり直し)をしたことは一度も見たことがありません。結局全て弊社が改修していますw


 「こんなことはうちの下請けの外構業者なら問題なくコンクリ打ってしまうのに・・・・」

 それが住宅メーカーの言い分です。


 でも弊社では駐車場のコンクリートには10年間に渡ってひび割れの幅1mmの保証を付けています。10mmではありません。1mmです。この状態ではその保証ができません。

 昔はひび割れの幅0.3mmでしたが流石にそれは15年目に止めましたw
 
 今は1mmですが、それでも国内では他にそのような保証をしているところは無いのではないでしょうか。


 でも、今回の手抜き工事はそれとは関係なく、最初から明らかにやってはいけないレベルの工事をしています。


 お客様も私の説明でよくご理解下さったようです。


 でも、お優しいお客様は、結局住宅メーカーと事を構えるのは良しとせず唯々諾々ご自分で代金を負担されることになるようです。


 こういうお客様ばかりです。ここでグダグダ書いているかく言う私もお客様の立場ならそうなるでしょう。自分の選んだ住宅メーカーと完成間近になって事を構えるのは、本当に気力、体力を消耗します。


 家づくりはたいへんです。



 さて、最後になりましたがこの写真のどこが手抜きなのか説明をしておりませんが、私のブログの解答は出来るだけご自分でお考え下さいをモットーとしておりますので、今回も説明は無しです。

 どうしてもわからない方は身近にいる住宅メーカーや外構の方に伺ってみるのが宜しいかと思います。

 それで簡単にその方の力がわかりますから。

 なお、ヒントその1というのもアレですが「冷静に考えれば小学中、高学年でもわかるぐらいあり得ないほどデタラメな手抜き工事で、国内ではかなりの割合でこの手抜き工事が見過ごされている」これがヒント1です。大手住宅メーカーが今時手抜き工事などするわけがないなどという先入観を頭の中から消し去って、頭を柔らか~くしてお考え下さい。そうすれば「えっ・・・・これでうちの駐車場工事やってるよぉ~」と、読者の皆様は今更ながら気づくはずです。
 

 続いてヒントその2 

 白い蓋の耐荷重性能は、今回の手抜きとは関係ありません。  


 さらにヒントその3

 下記の写真の「嵩上げアジャスター」が上の写真ではマスの最上部に載っかっていますが、それと二段目が接着されてなく、ただ載せているだけで、その間に土が見えるのは手抜きとは関係ありません。

※一番上のアジャスターアジャスター

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渡り基礎のブロック塀!それも合端がテーパーカットだなんて御冗談を!

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松山市のあるところで見たブロック塀の角(コーナー)部分。

二方向に向かうブロック塀の基礎は左側が重力式(一、二枚目の写真の左側のほう)で、右側はI型若しくはL型と思われる(掘ってみなけりゃわからない)。左側は向かって右方向にテーパーカット。で、反対に右側の基礎は、そのテーパー部分との合端とすべくこれもテーパーカット。但しその合端には俗にいう「目地材」はどこにも無く(※)、ただ見事なまでの空間が広がっていてw、基礎としての安定性は極めて宜しくない。

※ 目地材があったところでテーパーである以上安定性が頗る向上する訳でもない。                                                                                                                                                                                                                         

その安定性に劣る基礎の上に「渡り基礎(渡し基礎)」方式のブロック塀の施工を行っていたのだから恐れ入る。その上合端の直上にコーナーを分ける為のクリアランスはなく、ただブロックの胴がそのままズドンと載っているだけ。これではいずれ切腹だろうね、内匠頭さま・・・。さらには、すでに左側の基礎にはクラック(ひび割れ)も発現し、誠にもって危険極まりない。


終わり。

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手抜き工事の現場。庭の木と塀を撤去して駐車スペースを拡げるのだけれど・・・


  庭の木と塀を撤去して駐車スペースを拡げる・・・・・

 最近はそういうご依頼がとても多いです。


 で・・・・こちらのお客様の場合は。

 こういう、それなりに見える塀なのだけれど。
 DSCN5555

 

 
 壊してみると・・・・

 DSCN5553_P

 「こんなヒドイ構造なのね」・・・・ということがわかります。




 また上の写真のタマリュウが生えているのを除けてみると、コンクリート製の駐車スペースの床に土が接しているところを見ることができます。

 で‥‥除けてみました。


 そうしたら、下の写真のようなヒドイことになっていました。

 
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 下の写真は少し前にブログに書いた、岡山でみた手抜き工事の写真ですが、上の三枚の写真はこれと同じようなことになっていました。

  DSCN0198


 岡山で見たコンクリート工事の手抜き
 http://shoenda.blog.jp/archives/42333781.html 
 

  

 こういう仕事をしていたら儲かりますw。





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岡山で見た駐車場のコンクリート打設の手抜き工事!

先日野暮用で行った岡山で見た駐車場のコンクリート打設前の手抜き工事。

野暮用先の新築のお隣さんが、偶然にもその工事中でござんした。

施工は二十代と思(おぼ)しき若い二人。
途中で元請け会社と思われる男女が別々に視察に来る。
皆ニコニコ「之で良し」といった信じられない会話が、ひのえうま生まれの馬耳に西風にのって届く。
東風なら聞き流すが、西風では嫌でも耳に残るw。


まっ、こいがその現場の写真でござい。
いくら何でもこれは非常識。
DSCN0195


DSCN0198

こんなヒドイ仕事でOKなら、儲かって、儲かって、笑いが止まらんだろうw

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iPadの野帳にサッと x、y、zの座標を書く・・・

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かわったかたちの庭も普通の庭も弊社の基本は正確な測量をおこなうこと。

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弊社独自の方法でのiPad野帳への1mm単位の座標での書き込み。
使うのは未だ現役、野帳専用の化石的タブたる二台のiPad3でございますw。 トータルステーションからそのままオートキャドへデータの移動もできますけれど、バックアップの意味も込めて野帳への記入をしております。

キャドは全てこの数値でもって入力する。でも国産のリックキャドってこれで入力することを基本的前提条件にはつくられていないのよ・・・・きっと、こんなこと誰もしないのね。だからドラッグ&ドロップ風高級のお絵かきソフトみたいになってるんだな、うん・・。これが世界標準のオートキャド(LT版は除く)だと簡単なんだけどね・・・・。

そういう意味でオートキャドは、大雑把な日本人エクステリア業者向けに作ったリックキャドとは設計思想が根本から全く違うんだよね。だからリックはあまり使わない。


ふぅ~・・・



正確な測量なくして、正確な図面も見積りもできるわけがない。

私はそういう正確な仕事を同業他社では未だかつて見たことがない。

今まで見たものは全部住宅メーカーから提供された図面だけを基にしたものか、せいぜい適当な巻き尺と高低遠眼鏡での数値をもとにした「だいたい」だ。そんなもんじゃまともな座標はまずでない。



おおよそ「エクステリア工事においてのみ」住宅メーカーから提供される図面程あてにならないものはない。

会所マスひとつの座標をとってみても(大手住宅メーカーであろうと)図面通りなんぞ過去に一切ないw

そのぐらいこの業界はいい加減・・・。

けれどもそのいい加減な工事が何十万、何百万円、ときに何千万(うちには縁のない金額の工事ですけどw)もするんだけどね。

いい加減なものに何百万w

おわり。


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手抜き工事!このアンカーではいつの日か・・・・


 随分と昔の写真だが・・・・

 出かけた県外のあるところで見た光景・・・・・




 隣家との境にある擁壁の上に立つ大きな建築物。太い鋼材を使い一見頑丈そうに見えるのだが、足許は覚束ない様子だった。


 その写真がこれ・・・
 二点を鉄製の拡張式アンカーで留めている・・・・むムム・・・・
 


 DSC03187




 こちらも二点だ・・・さらにこちらは二点共に位置がそうとうにオカシイ。右のアンカーはなんで手前のバカ穴に入れなかったんだろうか・・・まっ、その理由も色々と想像はつくが・・・。また左側のアンカーは、間違いなくアンカーの胴部がテーパーカット部分にまではみ出していることが此方から見てもわかるほど・・・。「縁打ち」もここまでくるとゾッとする。

 DSC03188




 で、左側のアンカーを左側から覗いてみると・・・・やっぱり赤茶けて錆びたアンカーの胴部が露出している。

   DSC03189


 

 ナットがボルトにきちんと入りきっていない。ネジ2~3山分程度・・・・アンカー(ボルト)の下穴を空けるときに、数ミリ程度掘りすぎてしまったのだろう。その結果、当初予定していたボルトの貫入長が増加し、そのまま定着となったのだろう。

DSC03190



 これ、今はどうなっているだろうか。

 この部分は撮影当時でさえとっくにクラック(ひび割れ)が入っていてもおかしくないのだが・・まあ、教科書とは違い、この手のものもクラックが発現せずに意外と長くもつこともあるから、なんとも言えないが。

 どちらにしろ・・・・よろしくない工事だ。


 繰り返し書くが、写真に写っているのはたった二本の柱の足許だが・・・この上にあるのは相当に頑丈そうに見える立派な建築物だ。


 やれやれ・・・・


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手抜き工事! 2400mmの高い塀の柱を土のなかに突っ込んだだけ・・なんじゃこりゃ!

DSCN0114

 上の写真は新規のお客様のところにある、数年前に他社が施工した人工竹垣のアルミ柱の地中の様子です。


 びっくりしたのは、柱がコンクリートで巻かれていないことです。でもこの塀のもう一方の柱は、コンクリートで巻かれているのです。しかしながらもう一方の柱である写真のは、そのまま地中に埋め込まれておしまいです。高さが2400mmもあるとても高い垣ですから、こんないい加減な工事をしたら強風で問題がおきるはずですが、数年間奇跡的に何もおこりませんでした。いまのところ廻りをさらに高い遮蔽物で囲まれているからともいえるのですが、その遮蔽物が取っ払われた場合は強風でいとも簡単に破損するでしょう。
 まあ、なんというか・・・施工後数年経って弊社が塀を延長する工事をしたために「手抜き工事」がバレちゃったわけです。

 しかし・・・・二本の柱のうち片方はコンクリートで巻いて、もう一方は土のままなんて・・・常識では考えられない!


 まあ、社会通念上の非常識が常識となるのがこの業界ですからw


 この手抜き工事は、今治市で国内大手を含む多くの住宅メーカーのエクステリア工事を担当している「ある会社」の作品です。

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10年経っても駐車場のコンクリート中の鉄は錆びない!

まあ、当たり前といえば当たり前ですが・・・・・



今日は「なんちゃって鉄筋コンクリート」の話・・・・





ちゃんと施工すれば駐車場のコンクリートの中の鉄筋は簡単には錆びません。

ちゃんと施工すればですが・・・



お客様の庭を10年ぶりに少々造り変えするのに伴い(家はダイワハウスさんで新築でした)、少し駐車場のコンクリートをハツリ取りました(破壊しました)。

で・・・・当然コンクリートの中の鉄筋も出てきました。

DSCN4859


DSCN4860


錆びはほぼありません(鉄筋の敷設からコンクリート打設までのタイムラグがありますのでごく若干の表面錆は最初からありますが・・・)

鉄筋を地面に置いたまま施工する業者がこの国ではほとんどですが・・・・・・。

実はそれ・・・鉄筋コンクリートではなく、無筋コンクリートですw。

地面に置いただけではコンクリートによる被り(かぶり)がありませんから、鉄筋の発錆が促進され、早晩爆裂するだけですから・・・寿命が短くなります。

鉄筋を地面に置いて施工するなら、最初から入れない方が遥かにマシです。

コンクリートの中にちゃんと鉄筋が入っているから長い期間錆びない。地面に置いたら錆びます。


弊社は駐車場のコンクリートのたった1mm幅

(10mmではありません)のひび割れに10年

の保証をつけています。

昔は0.3mmでしたが、

さすがにそれはなかなかに

困難でしたので、基準を下げましたw。

まあ、たぶん0.3mmのレベルの保証は


日本では他に例がないと思いますが。

で、あなたのお宅の施工と保証はどうですか?




おわり


※私のブログは字や段落の間隔がおかしいことが多いのですが、どうもグーグルクロームを使って書いたときによくおこるようです。が、私は直す方法を知りません。あまり気にしないでください。



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雨水管の手抜き工事!

こういう手抜き工事が多くて困る。DSCN5163





簡単に書くと、雨水の排水管が、ちゃんと地面の中に入っていないのです。そのうえ露天で保管していた使いかけの材料でしょう・・・・パイプに変色が見られます。


さて・・・・

なぜちゃんと地面の中に埋設しないのかというと・・・もちろん理由があります。でもその理由をここに書かなくとも、読者の皆様自身がこの非常識な工事をする業者の立場になったとしたらなぜこんなことをするのか・・・その理由はおのずとわかるハズです。彼らの常識とはどういうものか・・・おわかりですね。




まっ、こんな非常識な工事は、大手住宅メーカーでも中小零細でも変わらずよくあることです。



で…こういうのを弊社でやり直しをすることは少なくありません。

そうなるとお客様には二重の出費ですが、その費用を住宅メーカーが支払っていくれたことは過去に一度もありません。

メーカーに言わせれば、

「へっ?この工事の何が問題なん? こんなの何処でもやっとるやろ・・・・・」

で、問答無用の終了でございます。

某国の宰相の如く「皆様に対しては丁寧かつ真摯に向き合います」と言いながら、其の実そういうことはマズありません。

世間の非常識が建築業界の常識です。

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よくある家の手抜きの例! はい、よくあります! なんというか・・その・・・

 「現代の家はちゃんといつくもの検査を経て完成しますから安心です」
 なんてことを宣う業者がいる。


  以下、そういうことを宣う業者で家を建て、弊社で庭を施工したお客様の家の写真。  



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おお~ 凄い・・毎度の如く私が見つけました。
まあ、見つけるっていっても隠してないから・・・業者のほうも堂々としたもんです。

この程度の仕事なら小学高学年の工作の方がはるかにマシです。


ふッ( ^ω^)・・・誰がいつ検査をしてんでしょうかね?

で、結局、これも毎度の如くうやむやになりました。

ハイ、いつも通りです。

お客様は泣き寝入りです。


まあ、この程度は序の口ですので・・・・。

大手住宅メーカーがやっちまった横綱級の手抜き工事の写真はとてもネット上には載せれません。私も命が惜しいのでw

でも蒼園を直接ご訪問のお客様におかれましては、大手住宅メーカーの驚愕の手抜き工事の写真を直接ご覧いただるかもしれませんw


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大西小学校のフェンス工事を見て・・・

先日用があって今治市立大西小学校へ行った。


ブロック塀が撤去され新しく朝日スチールのユニフェンスが施工されていた。

※ 過去に朝日スチールのフェンスの記事を書いています。
lhttp://shoenda.blog.jp/archives/15953558.html






よく見ると推定材齢約45年前後もの古い間知ブロックの擁壁上の、これまた同時施工のコンクリートにコアを抜いてフェンスの柱が立っていた。一部は型枠にて基礎を新設しているが、あとは全てこの古いコンクリートそのままかお情け程度に余盛していた。このコンクリートは当然サーフェス部分にはポックマーク(痘痕)が発現しているので、もう寿命がきたといってよかろうと思う。

DSCN4542

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DSCN4540

ユニフェンスは根入れ(地面下に埋める柱の長さ)が200mmが標準だが、そんな深さは新設部分を除いて無いようだ。







金が無い。

金が無い。

くだらんもんには使う金があるが必要なもんには使う金がない今治市。



だから基礎は全て新設などしない。

根入れが足りなくても構わない。

中性化が進み脆化したコンクリートにフェンスを埋設することもあたりまえ。


これが今治市の方針か・・・・・・次は毎日前を通る富田小学校でも書こうか・・・・


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ブロック塀にあとからブロックを積み増しすることは原則できません!

 本当に久しぶりのブログですw

 では、早速前回に引き続き時分柄(じぶんがら)ブロックの話題を・・・。



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 あるお客様宅のブロック塀の写真である。お隣とはブロック塀の真ん中が境界なのだが、お隣に家を新築するにあたって、ほんの数ヶ月前に断りもなく建築関係業者が、4段のブロック塀に一段積み増しして5段にしたそうだ。

 断りもなく施工するなんて・・・・・。でも、この1段積み増した施工費は建築業者から請求はなかったようなので、特に文句をおっしゃられなかったそうだ。まあ、とりあえず費用負担無く5段になったことだし・・ね。


 しかしながら実はこの5段目のブロックには鉄筋は一切入っていない。現実的に4段で出来上がった塀の縦の鉄筋に、あとから5段目用の鉄筋を接続することはまずありえない。もちろんやろうと思えば出来なくはないが、ブロック塀用の細い直径約10mmの鉄筋の場合は、クランプではなく溶接によるしかないのでなかなかに面倒である。 
 
 で・・・・まず誰もやらない。


 結果、この塀の最上段には鉄筋はナッシングである。当然強い地震に遭遇すれば、この一番上のブロックは吹っ飛んでゆくだろう。



 手間をかけて既存ブロック塀のなかのモルタルを取り除き縦筋を露出させたのち、鉄筋の発錆状況を確認し、問題がなければ接合部両面5cm以上の長さでもって溶接(片側のみならば10cm以上)することを除いて、原則として既存のブロック塀にあとからブロックを載せて高さを上げることはできない。 



 だからブロック塀の縦筋の溶接など99.999%この国ではやらない。

 弊社はやるけどねw。

弊社において積み増しは過去数例のみ。全て私が溶接した。ただし全て施工中に段数を一段増やすことをお客様が要望されたので、この写真のように古い塀ではなかった。なお弊社の鉄筋は全て錆びないといってよい程の超高性能なHDG処理した鉄筋なので、そのまま溶接したら大変なことになる(火を噴く。煙もうもう火がボワッ!)w。

※専門家の方へ:ブロック塀で一般的なD10は29-A材である。つまりSi,C,Mnの管理また保証は無く、そういう意味では29-A材に対しての溶接はグレーゾーンである。そこを厳格に適用するならば溶接は不可である。よって杓子定規にそこを突くなら、国内のブロック塀に使うほぼ全ての鉄筋が29-A材である以上、どのような方法を用いようともブロック塀の積み増しは出来なくなってしまう。



 このデタラメの塀を造ったのは地元を代表する建築関連企業!

 酷いもんだ。

 何も変わらないよ。この国は。

 違法な手抜きをしても報道も検挙もされない。やったもん勝ちである。

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今治南高校の恐怖のブロック塀! デタラメのデパートでございます・・・

永らくブログを更新していなかったので(更新間隔新記録であります)・・・・「死んだか?」とか「生きてるか?」といった連絡がたくさんありましたが、ピンピンしております。ただ忙しかっただけですので・・・。






さてさて、古い話題で申し訳ないが昨年のこと・・・

今治南高のすぐ近くで用があったが、待ち合わせ時刻にまだ少し余裕があったのでぐるりと塀を見学!


で、先に結論を述べると・・・「でたらめのデパート(高校だけど)」の一言で足りるほどヒドイ!


では、写真で解説。



正門から左側(海側)

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石垣の上の塀・・・・そんなもん公共工事で絶対にありえたらいかんもんがここにある。夢を見とるんやろか?
塀の高さ・・・この場合石垣が水路側の地面に接するところから測るが、なんと3m以上・・・・違法も違法・・・・ありえへん高さ。
基礎の丈・・・・・約20cmしかない・・・・・この高さならそもそも40cmは要るわい!
基礎周りはどうなっている?・・・土に埋まってなくて空中にあります。空気が支えておりますw。空気で基礎の揺れを支えれるなんて誰が考えても無理だが、役所の連中だけは違うようだ。さすが高学歴!

鉄筋・・・特に基礎部分はどうなってんやろ・・・どうせありえへん配筋なんやろね。




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一番下のブロックからパイプが出てる・・・ハイ、塀の内側にある自転車置き場の屋根の排水用の樋の先が、ブロックをくり抜いて飛び出てますw 「強度低下?なんやそれ!」てな腹部貫通です。私が昔おへその横のどてっ腹に穴を開けて、腸を切って飛び出させて、腹に腸を直接縫い付けておいた人工●門みたいな不細工なもんです(大腸ガンじゃなくて、交通事故のシートベルトの締め付けの衝撃で、腸が切れてしまったという珍しい例です)。


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ハイハイ・・・あちらこちらに型枠作業の際の釘が、錆びて引っかかっております。






次は人工●門もとい人工裏門・・・ウケない?

ああっ~山田君、たった一枚の座布団持ってかないでェ~~~

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基礎よりブロックがはみ出しています( ^ω^)・・・あらエッサーサーの綱渡りでございっ!上下の役割が逆でありますw





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鉄筋の錆を防ぐためのセメント(モルタル、コンクリート)による被覆の厚さ(専門的には被り厚さ、かぶりあつさ)が基準法施行令の決まり事を満たしていませんので、さっさと錆びてしまってます。まあ、被り厚さなんてそもそも10cm幅のブロックを使う時点で、順守することは不可能ですから・・・・誰がやったってできません。

ここで二句・・・ムフフッ・・・

10センチブロック、出来るわけもないのに2センチ被れと建築基準法(※1)

建築基準法作ったやつは造ったことがない建築物

以上二句、俵万智並み字余りw

※1   施行令6ー79を読みかえ。 また10センチブロック、とはJIS規格品のブロックのうち厚さが10センチの一番薄い強度に劣るブロックで国内で断トツに使用が多い。
※建築基準法(施行令)はJASS7に読みかえていただいて結構です。


冗談はさておき・・脱線復旧。



右側(山手側)

DSCN4277


体育用具の倉庫ですかね?塀と接合していますが爆裂しています。ブロック塀に注意しろとの張り紙がムナシイです。注意しろったって・・・このデタラメ塀を挟んで学校と道路があるんですが。

「これを読んだら以降は二度と近づくな。死ぬぞ。文句があるなら造った奴に言え。但し誰が造ったか資料は破棄していわかんないです。by  無責任な発注者たる愛媛県」ぐらいのこと書かないと、「立ち●●ン禁止」の張り紙ぐらいの効果しかありませんがな。まっ、これもお上が責任逃れの為に最も得意とするところのアリバイ作り?







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うおおおおおぉぉ~~~

年代の違う建築物を合体させたので、丸鋼と異形鋼のコラボでありんすw

でも無理に合体させたので、やっぱり無理がきてぶっ壊れてます。

そもそもここでクラックコントロールを採ればよいものを、何やってんのかしらん?ここでわずかのクッション若しくはクリアランスができても、人間は侵入できないですけん。
えっ?「幽霊さえもすり抜けさせないように頑丈に造りました」でございますか?
ひゅ~~~ドロドロドロ~~~恨めしや~~は怖いですもんね!

さすがくだらんことに拘る公共工事・・・南高が昔は墓地だったと知っていたのですね(冗談です)。高校生を幽霊から守るために隙間がないのでござんすね?

さすが先の例(霊)もってしか物事を進めないお上の本領発揮でござんす。


やれやれ・・・


これを公共工事として造る奴も造る奴だが、立案設計する奴、監督する奴も頭の毛が一本抜けてる。いや脳みそが腐っている。で、結局誰も責任を取らんところがさすが公共工事っ!


なぬ?「お上のご政道に対し下々のお前が文句を言うな、頭が高い!」ってか?

悪代官様、悪口言って御免なさい。私にゃ縋る〇門もとい黄門様はおりまへん。素直に下(しも)の私が悪うござんした、頭地面に擦り付け、へへ~。






ふぅ~~~~


全部がデタラメ今治南高校・・・・。


まあ、見てはいないが西高、北高、東校・・・東西南北たぶんほぼ全滅か・・・な。


今治工業が手抜きなら、関連職業高校としてある意味灯台なんとかで洒落にもならんが、まあこれも多分ダメだろう。
※ 一部情報によると北高、東高は大丈夫らしいが、県の独自調査などテレビで見る限りはかなりいい加減でゆるゆる。自身この目で見ないことには信用に値しない。

ああ、そういや野村町に西日本豪雨の復旧に行ったときに、野村高校のデタラメ塀を撮った写真もあったな・・・どこやったんやろw あれもひどかったなあ。


ああ、情けなや、恥ずかしや公共工事!

さて、これをどこのマトモな業者が直すのかしらん?そんなの愛媛に居るんか?デタラメ工事をやった業者が「へぇ、お代官さま。前は手抜きですんませんでした。今度は真面目にやりますけん。何卒お手柔らかに・・ヒヒッ」と言えば「むぅ、これ越後屋。堅苦しいこと言うな。苦しゅうない、苦しゅうない。前の工事の資料は破棄しているので大丈夫だ」ってなもんでやらせるのでしょうか。杞憂でしょうか? まっ、公共工事ですからなんでも有りや。ということで興味深々・・・!

真面目にやればやるほど馬鹿を見る建設業界・・・。



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妥協、妥協!多目的花壇なんだが・・・後ろの塀がどうにもね・・・。

今回もヒマワリの庭の続きではありません。すみません・・・バックアップを取る前にメモリカードが行方不明・・・・。


で・・・ちょっと今日の話題の前に読者の皆さんに読んでもらいたいのか下記の過去ブログ。

過去にあったとんでもなく手抜きなブロック塀・・・・基礎がゴミで出来ていて、スキマだらけ!

http://shoenda.blog.jp/archives/8483644.html


で、今日の話題は県内の西の方のお客様宅・・・。

こちらのお客様の家のお隣は一応準公的な施設・・・・ブロック塀は薄汚れ、基礎は根入れの足りない違法な塀、既に傾き寿命がきている。一番上の笠木ブロック(傘木)などはもういつ落ちてもおかしくない。下の写真は他の現場の写真だがこんなふうに中の鉄筋はすでにボロボロであることが想像できる。
DSCN0896


余りにも危険なので話し合いを持たれたのだが、撤去は無理とのこと。

個人や一般の企業の塀なら諦めもつくのだが・・・一応準公的な施設なので何とか善処して頂きたかったのだが・・・・。

しかし万一の際は・・・・困ったな。

お客様は花壇や洗い場が欲しいとおっしゃられるが、それほど庭は大きくないし他の建築物や工作物との取り合いが難しい。

どうしても花壇は塀よりになる・・・・。

困り果てた私を見かねたお客様が「裏も横も倒れかけの塀だけど、だからといってあれもできない、これもできないではね~~~。そのときは何処に居るかわからないし、びくびくしててもね~~~」



で・・・・・腹を括ってここにつくることになった。

このブロック塀が解体されるのは、地震により損傷をうけたときのみ(自動車の飛び込みなどは場所的にありえないので)つまりこのレンガの花壇が損傷を受けるとき。塀から10㎝離そうが、30㎝離そうが被害は逃れられない。

この位置に花壇を工作する理由は・・・・・そう、お客様のその思いは皆さんも想像がつくでしょう?

 
DSCN2418
材料のレンガは私がオーストラリアからコンテナ単位で今治港まで直輸入するレンガ。

 細かく丁寧な仕事でしょ。これはまだ完成の写真ではありませんけどね。

「う~~ん、バックがイマイチね。井出さん! まっ、しゃ~ないかw」

 お客様の笑いに救われる。

 家も庭も妥協無しではできない・・・・。

 とは書いてみたものの、世の中には全く妥協無しで出来たという事例も無いわけでは無かろうが、私はまだ経験が無いw 

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何で壁に土が残っているの? 手抜きなのに勉強になる塀!


随分前、ある方より連絡を頂戴し伺った。

下の写真をご覧あれ。塀がボロボロである・・・壁土(塀土)の中のスサが年月を感じさせる。

で、問題は下の写真ではなくその次の補修した写真!

DSCN1866





はいはい・・・ごれが部分的に補修したところの写真でござる。

DSCN1865

なんと、なんと・・躯体をブロック塀で・・・ときたかw
それも縦目地に詰め物が無いから、相当手を抜いている。

剥落した土は一見して「可とう性」がほとんどないことがわかる。壁土にもスサがないことも一因だろう。さらにはラスもない。

まあ、すごいというかなんというか・・・・あまりに恐ろしすぎて弊社ではとても手が出せないw

しかし・・・しかしだ。

とんでもない手抜き工事なのは間違いないのだが、まだ壁土が残っているところがある。

なんで剥落せずに残っているの???

これはすごい。

ほんとうにすごい。

これを施工した業者に是非見学させてもらいたいぐらいだ。

で・・・この技術を昇華させれば、可とう性がない土でも地震に耐えうるとんでもない壁が出来たりしてw


皮肉なもんだが、手抜きの仕事でもこんなふうにとても勉強になることがある。


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ベニヤ板製の今治城の塀・・・・10年でダメ。億単位の銭はどこで摩った(すった)んだ?

さて、今日の本題は前回に引き続き獣医学部じゃないよwwww

でもまあ、とりあえず獣医学部の件を少し書くと・・・・工事の様子を通りがかりに見たんだけれど「ああ、なるほどなあ~~~」って思ったわけ。

現在ネットや一部週刊誌等で一部図面が公開され、その積算根拠に疑義あるとか言われているし、さらに明日にはネット上で多くの図面が公開?されるらしいけれど、それは脇に置いておいて。


走る車の中からちらっと工事現場を見たら勉強になったんです。

鉄骨がね…縦横交差林立しているこのビルの躯体を見ていたらね。

「ああ~~~こうやるんだ」ってね。

良いとか悪いとかじゃなくてね。

獣医学部を否定するとかしないとかでなくてね。

純粋に・・・とても勉強になったんです。

まあ、それはおいおい書きましょう。


何にしろ・・・・今治が政争の具になって市民そのものが疑心暗鬼。悲しく悔しい。

心の底からほんとうに悔しい・・・・。

マスコミの取材や報道は上辺だけ。

街を歩いているただの市民二、三人にインタビューをして何がわかる?

反対?賛成?それを聞くだけなら子供でもできる。

大挙してやってきてそれもタオルを買うついでに取材をしてるだけ?

結局マスコミはさる市民団体が入手した建築図面の提供を受けるという取材能力のなさを露呈しただけ。

情けない仕事ぶりだ。

気の向くまま報道したり、しなかったり、一本筋が通っているとはとても言い難い。

いったい何をしたいのだろう。

市民を振り回して平気な面だ。




ふぅ~~~~

さて、

「賛成、反対どちらの意見であれ市民が動こう(行動するべき)」という声もあるが、私はそうじゃない。

市政を預かる首長、議会、行政担当者が、良心に従いまた法令に則り、粛々とその勤めを果たせば良いだけ。彼らはそれが仕事だ。それで報酬また給与を得ているわけだから。

そうして開校に至る過程において法令違反があれば、市民に説明また対処すれば良いだけ。

ただ対処不能なほどの問題があればもうどうしようもない。また対処可能や何一つ問題が無ければそれで良いだけ。

まあ、今の彼らがその勤めを果たしているとは全く思えないが・・・それは私たち市民の仕事じゃない。


でも、このままでは何か全てがドツボにはまり込んでゆくような、そんな気がしてならない。






では今日の本題。




今治城の前を車で走っていて「あれっ?」と気づいて車を停めた。


DSCN2216

一番左の二階建ての建物は多門櫓(たもんやぐら)だったか何だったか忘れたが、車窓から「あれっ?」と思ったのは実はそこではなくて、そこから右方向に長く伸びる塀のこと。


で、ズームして写真を撮ってみた。


すると・・・

ほらっ!

DSCN2217

ほらっ!
DSCN2219

ほらっ!

DSCN2218

気味の悪い網膜様のシミが全体に浮き上がっていた。





「これはヒドイ!」


これを見て施工時のことを思い出した。

で、只今ネットで今治城の年表を見ると、ここの再建は2007年とのこと。

ちょうど10年前だったんだな。

たまたまそのときも近くを通りかかって、工事を見たんだけど。


相当にびっくりしたんだ。

何が?って・・・・

だってこれは土塀に漆喰を塗っているんじゃなくて、

ただの俗にいうベニヤ板にラス網をホッチキスで留めていたんだ。

ベニヤ板!

ベニヤ板!

いや?石膏ボードだったっけwwwwwちょっと記憶が曖昧・・・。まっ、ラスがあったからベニヤ板のはず。

まあ、どっちでもいいや・・・
かなりいい加減だなwwwww。それでも国会で森友加計問題答弁中のエリート官僚は、皆が昔のことは覚えていても、ついこの間のことは忘れているという「そんたく記憶障害」だから、10年前の記憶がちょいと曖昧な私の方が、彼らよりはマシかwwww・・・・

どっちにしたって使うべきでない安物の板だ。

で、「いくらんなんでもこれは無いだろう。加藤清正公に並ぶ築城の名手たる藤堂高虎公が泣いてるぜ!」って思ったんだ。


そして、たぶん後日このラス網の上に所謂漆喰もどきを塗って完成したんだろう。


まあ、写真左端の多門櫓(だと思う)のズーム写真は下のように別になんともない。たぶんこちらは銭をかけているのでベニヤ板にラス網仕様じゃないんだろうね。

DSCN2220


 酷いもんだ。


 10年前のこのときも下記ブログの約25年ぐらい前のヘンテコ石垣補修(現在も石礫爆弾落下中)と同じように億単位の多大な銭をかけ、けれども塀には銭をケチってベニヤ板・・・それで10年でこれ・・・・・。


まっ、この問題を加計学園問題の予算委員会風に再現するとwwwww

予算委員長っ!

ああ~~~レンポー君。


 民民党レンポーでございます。まずは新しい獣医学部の新設にあたり石破四条件では以前の獣医学部に比し高度かつ先進的な・・・もとい、今治城の再建の問題でした。おっほん・・・以前より文化財の再建修復に関しては歴史に忠実に再現することが原則でございますが、いつの間に土塀が全然高度な技術の必要のないべニヤ塀になったんでしょうか。誰がいつどのように決定したのでしょうか。何かベニヤ業界へのソンタクのようなものがあったのでしょうか。どなたかから依頼があったのでしょうか。どう考えてもベニヤ塀の方が安いと思いますが、億単位の再建費用は何処へ消えたんでしょう?理財局長お答え願います。


うぅ~~~いつも開き直っているクロネコもとい某飛脚便理財局長っ~~~

「お答え申し上げます( ー`дー´)キリッ。まず今治城の塀は文化財の補修ではなく、あくまで明治初期の写真をもとにした復元もどきでございますので、文化財保護法の趣旨に該当せずベニヤ塀でダメということではございません。ルックスライクオッケー!ドゥ ユー アンダスタン?つまり委員の勘違いでございますフンッwwww。しかしながら、なぜ土塀でなく当時はなかったベニヤ板塀になったかということにつきましては調べましたところ、施工後速やかに法令でなくオラが乱発通達に基づき、図面また再建会議等全ての紙文書は破棄致しておりました。さらに電子媒体資料におきましても、おぶっちゆうこりん議員の例を参考に、ハードディスクをドリルでもって完全に破壊しておりますので、もし万一内閣の言うことを聞かない地検特捜部の暴れん坊キムタクもとい久利生検事が死ぬ気で復元に取り組んでも不可能でございます。ということで今更検証は出来かねます。
 さらに当時の担当は私でございましたが、生憎全く記憶にございません。もちろんどなたかからの依頼またソンタクなどというものは一切ございません( ー`дー´)キリッ。とりあえず決定に至るまでの全ての記憶がございませんが、自分が関係ないという記憶だけは鮮明にございます。
 そういうことであくまでも現時点での推測でははございますが、10年前はベニヤ板塀に漆喰もどき塗り仕様は、土塀に漆喰塗り仕様と同等の施工費用であったことも考えられます( ー`дー´)キリッ。施工費用が同じということでございましたら、特に何かを隠しているというわけでもございませんので、問題はないかと存じます。しかしながら平成29年現在での施工費用に関しては手許に資料がございませんのでお答え致しかねます。ひょっとしたら現在では土塀のほうが費用が高いことも考えられます。とりあえず当局と致しましては当再建工事に関しまして、予算は厳正かつ適正に櫓、鉄御門、塀、石垣、その他付帯工事に按分され執行されたと信ずる処でございます(`・∀・´)エッヘン!!」


キィーーーーーいっ、いっ、イインチョー!!!

ヒッ、ヒスはいけましぇん。エンペツを振り回してはいけましぇん。レ、レ、レンポー君っ!


飛脚便理財局長、何を言ってるんですか!べニヤ塀が10年前も今も土塀より施工費用が安いに決まっているじゃないですか!いい加減にしてください。それにベニヤ塀は本物とは言えないじゃないですか。一番じゃないじゃないですか。二番じゃいけないんです。一番は土塀なんです。今治は造船も一番、タオルも一番、焼鳥屋の数も一番、獣医学部も先進的取り組みで一番を目標・・・・・・・二番もとい二重でいいのは私の国籍だけ。二が付いていいのは私だけ。ただしなんで二重なのかは記憶にありません(`・ω・´)ッ。ともかくベニヤ塀じゃない!土塀なんです!結局10年でこんなになって誰が責任を取るんですか。





はい、話を元に戻します。

昔のブログ;デタラメ石垣補修なんだこりゃ?(こちらの石垣と上の山里櫓の再建は1990年)↓

http://shoenda.blog.jp/archives/8491424.html


施工の内容も質も確かめない。もちろんその能力も無い。だから誰も責任を取らない。

知らんぷり。

さあ、この後どうなるんだろうこの塀は・・・・。

行政機関ってさ・・・ほんと、どうなってるんだろう!



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成田空港ターミナルの珍妙な工事!


成田空港の搭乗ターミナルで珍妙な工事を見た。

DSCN1590
  
まだできたばかりのほやほやだ。鋼材には錆止めのため溶融メッキを施してある。


で・・・変なのは下の写真から。


↓ ボルト接合部のすべり値の改善のためZn3(PO4)2を塗布したと思われるが、表面の不働態膜が汚い。ここはボーディングブリッジへの通路で国際空港の顔である。少なくとも再度塗装すべき。この程度の膜厚なら導電性は確保されているのでジンクで可能。丁寧にやるなら軽くサンドペーパーをかけた後再塗装ならさらに良し!そう、国の顔の目立つ場所ですんでね!

DSCN1591



こちらはそれじゃいかんと、ちょいと似た色合いにするためAL微粉で塗装した場所。あれあれ、やるなら全部やれば?でも汚いけどね。これも・・・・。

DSCN1594





あれ・・・・こっちは溶融メッキじゃないので色が全然違う。あとからジンクですね。あれあれ、やるなら統一して全部やれば?同じ通路なんだからさ。ここは国際空港の顔だよ!
DSCN1602




最後に下の写真をご覧あれ。

こちらはありとあらゆるもののゴッタ煮。
角柱は溶融メッキ面がむき出しで、左のH鋼は下地が溶融でないので、上塗りをかけていないところは早速錆びているし、上塗りしたところと溶融メッキの組み合わせがなんともヘンテコで・・・まあ手間かけて美麗に見せたつもりでも耐久性に難ありだね。

最も酷いのは、なぜか一本だけステンレスのボルトナットを使っていること。
う~ん、いやいやここはステンレスを使ったらいけない場所でしょ。
きっと鉄製のボルトナットの数が上で作業中に足りないのに気付いて、丁度一セットだけステンレス製のがポケットにあって・・(高価だけど降りるのが面倒くさいので使った)なんてことだったりしてwBlogPaint


成田空港のこのターミナルもやっつけ仕事だね。

これ・・・日本を代表する国際空港のターミナルの通路なんですけど・・・。

監督なんていてもいなくてもおんなじじゃん。


まあ、世の中こんなもんさ。


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違法な土留ブロック!ヒドイ仕事だ。

※前回のブログ「数寄屋門…タダで要りませんか?ああ、もったいない!」ですが、残念ながら解体廃棄が決定しました。


来月頃から工事が始まるお客様の庭。

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ただの厚さ15㎝の三段に積んだブロックが、通路と庭の段差を隔てる土留の役割をしている。

しかしながらこの国ではとても高価な土留用のブロックを除き、普通のブロックでは強度、耐久性が担保できないので、

ただのコンクリートブロックは、土に接して設けてはならない=基礎には使えない、土留にも使えない。

として明確に禁止している。

※二段程度のものについては別に設定があるがここではその説明は省く。



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鉄筋は既にボロボロの状態。で、センサーを当てると縦筋は1200mm毎。さらには横筋は最上段と最下段の天端にしかなくデタラメもデタラメな施工である。

当たり前である・・・手を抜いてブロックを基礎や土留めにしても、密実なコンクリートに比較してもブロックは透水係数は高いのだから、こんな使い方をすればあっという間に錆びる。

普通のブロックは積むためにあるのだから・・・・。


ほんとうに酷い仕事だ。



まあ、こういう仕事は今でもよく見る。
下の写真は既定の基礎がなく、ブロックを土に埋めて基礎にしたものだから、その目地を隠すために地際まで塗りをかけている。


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こういうデタラメな仕事を日本中の業者がHPに載せ、ブログで発信する。

情けない国だ。

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水田地帯の住宅地造成における作土存置の客土はこの国の常識ですが、科学的には非常識です。小学生にでもわかることなんですけど・・・。

下の写真は数年前にあるところのど派手な公共機関の建物で見たコンクリートのクラック(ひび割れ)、これは完工後まだ間もない頃だったと思う。

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こういうクラックが四周を覆っていた。

写真を見ればわかるようにクラックコント―ルは会所マスの部分はダメだが、他は一応位置だけは定石どおりにやっている。

それにも拘わらず施工後わずかの時間でにこれほどの横断クラックが変な位置に入るのは普通に考えればおかしい。



で、なんでここまでひどいクラックが入ったかというと。

実は地盤に問題があるんですよ。

この土地は元は水田です。

で・・・先日もブログで書いた下の写真のような土地のいい加減な客土と同様な客土をしたんですね。

BlogPaint
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水田を作土存置のまま新たに客土しているから、地盤が安定しないんです。


そういうことで、このような珍妙なクラックが入ったんです。

作土存置の客土はこの国の常識ですが、科学的には非常識です。

容器のなかの乾いた高野豆腐の上にはんぺん載せてさらに模型の家を載せて、後から容器に水を加えたらどうなりますか?

小学高学年にもなればそれがどうなるかはわかりますが、大人になるとわからなくなります。

ご忖度さま、ご忖度さま・・・・・

専門家のやることには門外漢は口を出さない。

一般の方にとって一生で最も高価な買い物であろう家は、そういうことでデタラメなものに仕上がるわけです。

もちろん勇気をもって住宅メーカーに文句を言えば、珍妙奇妙やけくそな回答で客を黙らせるテクニックでもって撃退されるわけです。


少し掘れば水がずぶずぶ湧くような水田で、まともな家が建つ道理が無い。

小学生の時に習った理科の実験は、ちゃんと実験後にその検証をしなければいけないと習った。しかしながら大人になるとやったふりの地盤調査と客の居ぬ間にテキトーにセメントを土と混ぜただけの工事を信じ込み「これで安心ね!ねえお前さま」と夫婦にっこり相伴と・・・・・。


あの・・・・・・地盤改良の工事の精度はまだ検証してないんですけど・・・・・。ムラがあったらいけないので今度は二坪に1箇所ぐらいの割合で調査したらどうですか?

えっ?やらない・・・そりゃそうですね。手抜きがばれますもん。

まっ・・・水田跡地で表層改良したって、ものすごく金をかけてコンクリの棒きれを何本突っ込んだって、何程のことがあらん。


信じるだけばかばかしい、キツネとタヌキと間抜けのダマしあいの家づくり。



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タイル工事のものすごい手抜き!ゴミでできたタイルテラス。



県内のとあるカフェ横のテラスで・・・・・「何か工事の状況が変なんだ」という関係者のご連絡を受け、ちょいと見てみると。
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テラスにハッチを設けるところの作業途中だったのだが、なんとゴミとして捨てるべきCB、レンガ、インター、U字溝、長さも交差も珍妙なVUパイプ ・・・・ここはアジアの某国の工事現場か?


いえいえ、日本です。

愛媛です。

作業をしているのは国内超有名大手住宅メーカーの下請けもする西条市にあるエクステリアのB社。 

このB社はちゃんと事務所を構えHPもブログもある。


が・・・実は蓋を開ければこの通り・・・というか蓋を開けなくても隠すつもりもなく、堂々とこういう手抜きを衆人監視の中やっているんだから恐れ入る。


まあ、みんなグルですわ(悲・・)

一緒の現場で工事をやっている他の業者も含め、建築関係者は誰もこんなことを気にしないから・・・・たまたま普通の感覚を持ったここの担当者の方がが不審に思われたからバレただけで。




「あれ???これおかしいだろ?でも誰も何も言わないのは何で????俺の感覚がおかしいのか?いや、そうじゃない・・・・そうだ・・・(近所の知り合いの庭を施工した)蒼園に聞いてみよう!」

ということでご連絡をくださったわけで・・・・。






さて、このB社は業界的にはかなり悪質な手抜きの常習犯で通っている・・・・まあ、私の見る限り「いつもこんな仕事」をやっている。それなのに大手の仕事をしているのは「大人の事情」があるからでしょう。でも大手の仕事なんてこんなのは別に珍しくもありませんが・・・繰り返し書きますが、みんなグルですから。見て見ぬ振りです。


それはさておき・・・

ご連絡頂いた担当者に「どうなさるおつもりですか。クレームを伝えたほうが宜しいのでは!」と申し上げたが結局クレームは無し。

なぜかというと・・・・まあ担当者も店のオーナーじゃありませんから。こちらも当然「大人の事情=ご忖度w」があるのでしょう。

だからこういう連中がのさばるのでしょう。

もちろん工事が終了した今も、ハッチの中は当然何も変わらない。

このB社が工事したあちこちの現場を見るたびに「住んでおられる方は何も知らない・・・知らないということはなんて幸せなんだ」と、心痛める私であります。

読者の皆さん、これは現実ですよ。国内のほとんどの業者のHPやブログに載っている施工写真は、基準法施行令に違反するものがほとんど全てですから。でもそれが公にならないんです。マスコミも官も動きません。
動くことで日本の建築業界が受けるダメージはとんでもないことになりますから・・・これが忖度です。

やっているふりして、やっていない。誰も気にしない。
自動車の燃費偽装、排ガス偽装だって、これほど長くごまかし続けていたんだから、ごまかし続けてこれたんだから。普通に考えればバレるはずなのにバレてないのは、誰もがやっているから、誰かの手抜きが(お客様に)ばれると、自分の手抜きもばれるという恐怖心に駆られ皆が見て見ぬ振りをするからなのです。

さて、さて、忖度って言葉を昔は稀にブログで使ってたけど、最近はよく使うなあ。

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